SQLServer テーブル単位のバックアップと復元

方法1.bcpユーティリティーを使用する方法

bcpユーティリティーを利用してエクスポート、インポートをする方法です。

(1)bcpユーティリティーでエクスポート

c:\>bcp TestDB.dbo.users out c:\users.txt -c -S localhost -U sa -P password

(2)インポートするテーブルを作成します

※場合によっては、復元したいテーブルを空にします

(3)データをインポートします

c:\>bcp TestDB.dbo.users in c:\users.txt -c -S localhost -U sa -P password

次に紹介するSQLの方法と比べ、そのままインポートできることがbcpユーティリティーの魅力です。

方法2.SELECT INSERTを使用する方法

(1)インポートするテーブルを作成します

(2)SELECT INSERT でデータをコピーします

insert into users_bk  select * from users_original

※この方法には大きな問題点があります。
列リストが使用されていて、IDENTITY_INSERT が ON のときに限り、テーブル ‘users_bk’ の ID 列に明示的な値を指定できます。
列のプロパティにおいて、IDENTITYの指定の(IDである)を「はい」にしていると、インポートすることができない。

「変更の保存が許可されていません。」とういエラーが出て、テーブルの構成を変更できないのだ。

sqlserver001

ツール > オプション > デザイナー にある
「テーブルの再作成を必用とする変更を保存できないようにする」
のチェックを外せば構成を変更することができる。

sqlserver002

『テーブルの再作成時にメタデータが失われ、データが直接失われる場合があります。・・・』ということがこの設定の存在理由です。
あまり意識しなくてもよさそうですが、テーブルの構成を変更しなくてはインポートできないのは大きな問題です。
方法1のbcpユーティリティーを使用する方法がおすすめです。

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