先に言っておくと
ここは稲積水中鍾乳洞をメインとした、
怪しいテーマパークです。
きっとどこかの変な宗教がかった何かが作り上げたと思われる巨大な庭園です。
昭和タイムスリップロマン座
昭和おもちゃ館
そのた怪しい仏像、白蛇
などが混在しています。
どう感じるかは人それぞれでしょうが、
センスの無さとそれに費やされたであろう費用に感服します。
そうした庭園?内に稲積水中鍾乳洞はあり、
入園料に料金は含まれています。
この鍾乳洞、名前の通り水中の中を突き進むかのように伸びる鍾乳洞であることが売りです。
とはいっても、水中に入るわけではなく、
横道に水たまりが多くあり、その水たまりが見えないぐらい奥まで穴になっているのです。
非常に幻想的な感はありますが、
少し手作りっぽい感じが否めません。
最深部では、発掘作業中のような立ち入り禁止の看板がありました。
やっぱり人の手が随分加わっているのです。
壁もセメントの感じがします。
この庭園全体を通して言えることですが、
人の手を加えて何かを完成させようとしているのです。
そして、その人の手の力とベクトルがあまりにも個性的すぎるので、
多くの人には滑稽に思われることでしょう。
もともとあった水中鍾乳洞を、
そのまま見せてくれればよかったんじゃないかなと思います。
九州は自然の脅威を感じることのできる素晴らしい場所です。
無理してまで行かなくてもいいかもしれません。
—-追記—-
2014年2月23日にニュースがあったので追記しておきます。
記事に記した「最深部では、発掘作業中のような立ち入り禁止の看板がありました。」は、このことだと思います。
従来確認されていた延べ約1千メートルから、さらに約300メートル奥まで続いていた。ダイバーらが潜水調査で確認した。最奥部に新たな空間があり、そこから奥へ続く鍾乳洞も見えたという。
数億年前からの地球の営みでできた地下深くでの新発見!!
稲積水中鍾乳洞では、1970年代と90年代の調査で、現在公開されている部分を含め約1千メートル規模の水路が確認された。
今回は、その末端から約300メートル先まで進み、水面の上に10畳ほどの広さの空間があるのを新たに確認。実際に入ることはできなかったが、細長い鍾乳洞がさらに奥へ延びているのが見えたという。
「雨期には奥から水が流れているようだ。まだ続いているのは確か」とのことです。