Windowsのファイル、ディレクトリのアクセス制限

共有のアクセス制限

Windowsをファイルサーバーなどに利用して、多人数で使用していると、やはりアクセス制限が必要になってきます。

共有をする場合は、共有タブにあるアクセス許可よりアクセス可能なユーザーやグループを設定すればよいだけです。

共有のサブディレクトリのアクセス制限

共有フォルダの中に、さらに一部のユーザーしかアクセスできないフォルダを作成する場合は、
セキュリティタブの詳細よりアクセス制限が設定できます。

セキュリティタブが表示されていない場合は、
エクスプローラー > メニュー「ツール」 > フォルダオプション > 表示タブ選択 > 詳細設定より
「簡易ファイルの共有を使用する(推奨)」のチェックを外すと表示されます。

共有にしたフォルダの中の一部のフォルダにアクセス制限をする場合、
少し注意が必要です。

あたりまえですが、このサブフォルダでは、共有設定時のアクセス制限で許可したユーザーがそのまま利用できるように権限が継承されています。
そしてこのセキュリティタブにある設定は、アクセス拒否が優先されて、たとえユーザー単位で許可させても、所属するグループが拒否されていればアクセスできなくなります。

共有設定時アクセス制限をしたい場合には、アクセスさせたいユーザーやオブジェクトを追加するだけでよかったのですが、
セキュリティタブの設定では、一旦共有時にアクセス許可をしたユーザーやオブジェクトを削除し、あらためてアクセス許可をするユーザーを追加することになります。

手順がわかっていれば簡単ですが、私は以前Administratorsグループまで削除してしまったことがあります(汗)
こうするとこのディレクトリには何もできなくなってしまいます。

この場合は管理者でログインしていれば、セキュリティの詳細設定の所有者タブより、AdministratorやAdministratorsグループを追加し、「サブコンテナとオブジェクトの所有者を置き換える」にチェックをいれて所有者を変更しましょう。

あらためてアクセス許可の設定をすることができるよになります。

共有タブとセキュリティタブのアクセス制限の違い

どちらも同じように設定しますが、共有をするとネットワーク越しにはそのPCの直下にディレクトリが表示されます。セキュリティのアクセス制限だけではそのように公開されることはありません。

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