samba(共有)の設定手順

(1)smbをyumでインストールする

(2)linuxユーザーを追加する。

[root@centos ~]# useradd centos

※Sambaによるファイルサーバーを使うために新しいユーザーを追加する場合、
そのユーザーがLinuxにログインする必要がないなら、

[root@centos ~]# useradd -s /sbin/nologin ユーザー名」

のようにして、ログインができないように設定しておくと安全性が高まる。

(3)linxユーザーのパスワード

[root@centos ~]# passwd centos
Changing password for user centos.
New UNIX password:   ←★パスワードを入力
BAD PASSWORD: it is based on a dictionary word
Retype new UNIX password:   ←★パスワードを入力
passwd: all authentication tokens updated successfully.

(4)linuxユーザーをsmbaのユーザーに追加する

[root@centos ~]# pdbedit -a centos
new password:   ←★ここはsamba用パスワードの設定
retype new password:   ←★ここはsamba用パスワードの設定
Unix username:        centos
NT username:
・・・

(5)設定ファイルの編集

[root@centos home]# cat /etc/samba/smb.conf
[global]

#ワークグループ名の指定(Windowsのネットワークのドメイン名またはワークグループと同じにする)
   workgroup = WORKGROUP

#内部からのアクセスを可能とする(外部からはアクセスさせない)
   hosts allow = 127. 192.168.1.

#\\192.168.1.55\shareになる
   netbios name = share

#ログインしたユーザーのホームディレクトリの設定(今回ならcentosユーザーの/home/centos)
[homes]
        comment = Home Directories
        browseable = no
        writable = yes
;       valid users = %S
;       valid users = MYDOMAIN\%S

#共通で使えるディレクトリの設定
#ServerDirectory セクションの作成
#セクション名がWindowsから見える共有名になります
[ServerDirectory]
   comment = Server Directories
   path = /network  ←これがパス
   public = yes
   writable = yes

(解説)
workgroup = WORKGROUP
 ワークグループ名を指定する。
 Windowsの標準は「WORKGROUP」になっているはず。
netbios name = FILESERVER
 標準ではホスト名が共有サーバー名になるが、
 ほかの名前に変更することもできる。
hosts allow = 192.168.0. 127.
 Sambaへの接続を許可するIPアドレスを指定する。
 この例では192.168.0.と127.で始まるアドレスのみ接続できる
load printers = no
 プリンタを共有しないときはnoに変更
security = user
 ユーザー名とパスワードを使ってアクセス制御する。
 このほか、Windows95/98の共有レベルの制御などもある。
encrypt passwords = yes
 暗号化したパスワードを使うか。
 現在のWindowsはすべて暗号化パスワードに対応している。
unix password sync = yes
 SambaとLinuxのパスワードを同期させるか。
 yesにするとSambaのパスワードを変更したときに、
 Linuxのログインパスワードも同時に変更される。

(6)サーバー側でファイヤーウォールの設定をすることが必要なので注意。

[root@centos ~]# service smb restart
SMB サービスを停止中:                                      [  OK  ]
SMB サービスを起動中:                                      [  OK  ]
タイトルとURLをコピーしました