Linuxを勉強するためにはまずLinuxをインストールしなくてはいけません。
いらないPCがあればいいのですが、なかなかそうもいきません。
そこで、WindowsにフリーのVMwarePlayerをインストールして、
Windows上でLinuxを起動させる方法です。
INDEX
VMwarePlyaerのインストール
vmwareのホームページよりダウンロードしてインストールします。
Playerはフリーですので、勉強にはもってこいです。
仮想ディスクを作成する(不要)
以前はこの作業が必要でしたが、今のWMwarePlyaerでは不要になりました。
そのためこの仮想ディスクを作成する作業は不要です。
防備録のために書いているだけ・・・ :x001:
仮想OSであるLinuxが使用する仮想ディスクを作成します。
qemuというソフトをダウンロードして使用しましょう。
qemuのダウンロードはこちらら
私の場合、
QEMU on Windows Ver 0.13.0
をダウンロードしzipを展開すると、一番上のディレクトリにqemu.exeがあります。
(binの中ではありません)
コマンドプロンプトで解凍したディレクトリのqemu.exeがある場所まで移動して、
qemu-img create -f vmdk centos.vmdk 20G
とすれば作成されます。
20Gいきなり消費されるわけではないので、適当に指定しておけばよいでしょう。
ちなみに2M強のファイルが作成されます。
C:\>cd C:\qemu-0.13.0-windows C:\qemu-0.13.0-windows>qemu-img create -f vmdk centos.vmdk 20G
vmxファイルを作成する(不要)
この作業も不要です・・・ :x001:
ウィザードがあるので自動で作成してくれます。
vmxファイルはvmwraeの構成ファイルです。
中身はテキストです。
今回はC:\vmware\centos6.4\centos.vmxというファイルを作成して中身を以下のように編集します。
config.version = "8" memsize = "256" ide0:0.present = "true" ide0:0.fileName = "windowsxp.vmdk" ide1:0.present = "true" # CD-ROMを利用 ide1:0.fileName = "auto detect" ide1:0.deviceType = "atapi-cdrom" # ISOイメージを利用する場合はこちらのコメントを外す # ide1:0.fileName = "/path/to/foo.iso" # ide1:0.deviceType = "cdrom-image" ethernet0.present = "true" ethernet0.connectionType = "bridged" #ethernet0.connectionType = "nat" guestOS = "centos" #guestOS = "otherlinux" # Other Linux 2.4.x kernel #guestOS = "other24xlinux" # Other Linux 2.6.x kernel #guestOS = "other26xlinux"
このあたりで、仮想OSのディレクトリ作成しておきます。
今回はCentOS6.4をインストールするので、
C:\vmware\centos6.4
というディレクトリを作成して、この中に作成したcentos.vmdkを移動しておきます。
CentOSのダウンロード
CentOSの本家は http://www.centos.org/
になります。
上部のメニューにあるDownloadsを選択。
上部のCentOS Download Informationの中のCentOS Public Mirror Listを選択。
上部にあるSouth American, Asian, Oceania, Middle Eastern, African and Other Regional Mirrors
を選択。
State (Area)がJapanのどこかのサイトのFTPを選択。
(分からなければRIKENでも選んでおけばよいでしょう)
お好みのバージョンもしくは最新のバージョンのディレクトリを選択。
今回は現状の最新バージョンであるディレクトリ 6.4を選択します。
ディレクトリ isosを選択
32ビットの場合はi386、64ビットの場合はx86_64を選択。
CentOS-6.4-x86_64-bin-DVD1.iso
CentOS-6.4-x86_64-bin-DVD2.iso
をダウンロードします。
ダウンロードにはそれなりの時間がかかりますので注意。
VMwarePlyaerでダウンロードしたISOをインストールする
WMwarePlayerを起動して、新規仮想マシンの作成を選択します。
あとはウィザードに従って、ダウンロードしたISOを選択するだけでインストールが開始します。
CentOS6.xの場合はメモリーを1024以上割り当てないとGUIでのインストールができませんので注意してください。
もしメモリーが足りなければ、512を割り当ててGUIなしでインストールするか、CentOS5.X系をインストールしましょう。
インストーラーディスク イメージ ファイル にダウンロードしたISOを選択します。
仮想マシン名は、複数の仮想マシンを区別するための名前です。
場所は仮想マシンのデータの場所です。ここをコピーしておけば仮想マシンをバックアップできるので忘れずに。
いきなり20Gのファイルができるわけではないので安心してください。
後から変更できます。
次へをクリックするとインストールが開始します。
長々書きましたが、VMwarePlyaerとインストールしたISOさえあれば簡単なんです。
インストール後
初めてVmwareとLinuxを使う人へのヒントです。
VmwareのCentOS上で右クリックして「Open in terminal」を選択しましょう。
コマンドプロンプトのようが画面がでるのでifconifgと入力します。
ipconfigではなくifconfigです。
IPアドレスが確認できます。
次にPuTTyというソフトをWindowsにダウンロードしてきましょう。
カテゴリ > リモートの文字セットはUTF-8 (CJK)を選択しておきます。
Puttyから先ほどのIPアドレスを入力してLinuxに接続します。
TelnetではなくSSHを使用して接続します。
インストール時に入力したユーザーとパスワードを使用します。
Telnetは平文なのでLinuxに接続する際に使用することはないでしょう。
これであなたもLinuxユーザーの仲間入りです :x002: