シロッコファン(BDR-3HE-7517BK)のモーター(90233661)のベアリングを交換した

ベアリングの交換を決意

ファンからコスれるような異音がするので色々調べた結果、ファンの交換にもモーターの修理にもかなりの金額がかかりそうでした。そこで思い切って自分でベアリングを交換してみました。※全て自己責任です

基本は次のサイトを参考にして作業しただけです。
富士工業レンジフードベアリング交換

結果から言うとほぼ治りました。
しかし微妙にコスれる音が残っている気もしますが、前からこの程度あった気もします。間違いなく良くはなりました。

道具の準備

まず購入したものは、
・ベアリング×2個(6200ZZ)。1つ300円以下。
・ギヤプーラー2爪75mm。855円の組み立て式。
・塩ビパイプ(内径(=穴の直径)約13mm、高さ約55mm)。50円以下。
・グリス(長期潤滑タイプ)は任意。855円。

です。

買ってはいませんが、
・金づち
・ニッパー
・ラジオペンチ
・釘みたいなもの
・ドライバー

も必要です。

 

モーターを取り出す

まずはファンの網をとります。
モーターから出ているコードに繋がっているプラグを抜きます。プラグを抜き、ファンが動作しないことを確認してから作業しましょう。モーターが外れるまではなんとかなるでしょう。
最終的にモーターは、4箇所ネジで固定されいているのでドライバーが必要です。

ピンを抜く

軸に刺さっているピンを抜きます。掃除など、ベアリングを抜く必要がなければ、ピンまで抜かなくても分解できます。
金槌で少しづつ叩けば抜けてきます。


が、ここで私は最大の失敗を犯してしましました。

最後は釘などでピンを押し抜く必要があります。
しかし使った針先が抜けなくなり、ピンの中で針先折れてしまいました
このピンはとても硬く、折れた針の先を抜くのに約2時間も苦戦しました。
この作業でモーター自体を痛めてしまったかもしれません。

また見ての通り、家には木槌しかありませんでした。木槌自体かなり傷んでしまいました。
事前に小振りの金槌と、釘を数種類買っておけばよかったと後悔しています。

モーターを分解する

ピンが外れれば、モーターを固定している3箇所の爪を広げて分解します。
ニッパーで比較的簡単に開きました。
恐らく爪が折れてしまったときのためでしょうか、予備っぽい爪がそれぞれ横についていました。

モーターを分解すると、
・モーターを固定するためのスプリングっぽいもの
・コードの箇所を覆う黄色いプラスチックのカバー
が外れるので、なくさないようにしましょう。

 

ベアリングを外す

外れたモーターからギヤプーラーでベアリングを外します。
なんとか色々な角度で装着し、ギヤプーラーのネジ部分を回します。

ギアプーラーのネジは手ではまわりません。私はラジオペンチで回しベアリングを外しました。
ベアリングの位置を固定しているリング(Eリングらしい)まで外さないように注意しましょう。

外したベアリングを見ると、合計3箇所擦れて変形している部分があります。

ベアリングを取り替えれば治るかもしれない!
やっと改善の希望がみえてきました。

新しいベアリングをつける

外すのにギアプーラーが必要なだけあって、つけるのも道具が必要です。
金槌だけでできるかもしれませんが、奥まではめ込むために塩ビ管が役に立ちました。
ネットだとどれを購入すればいいか分からなかったので、近所のホームセンターで購入しました。
50円もしませんが、一番入手が面倒でした。

きれいな円筒形のものはありませんでしたが、中の空の部分の円の直径が約13mm、高さ約55mmのもので利用できましあた。

組み立てる

後は今までの手順の逆をして組み立てていくだけです。
モーターを組み合わせるときは、モーターを固定するためのスプリングのつけ忘れに注意しましょう
また組みあせた後に、コード部分に黄色いカバーをつけましょう

以上で終了ですが、グリスは使いませんでした。
ただもう一度外してグリスを塗ってみようと思っています。
グリスを選ぶ際に注意点として、5-56などでは一過性の効果しかないため、「長期潤滑」と書かれた製品を選びましょう。

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