WiFiアクセスポイント

結論からいうと、この機器は超お手軽WiFiアクセスポイントだと思います。
今家にあるモデムの、空いているLANポートにこの機器を繋げるだけで、簡単に家に無線LAN環境を構築できます。

商品名にルータとついています。そもそもルータとはネットワークを分けるものですが、マニュアルにもそのような面倒なことは書いていません。(できるのかもしれませんが)

家庭用としての戦略だと思うのですが、とても簡単で便利です。

↓設置のイメージ
<設置前>
──インターネット──[モデム/ONU]──LAN──[PC]

<設置後>
──インターネット──[モデム/ONU]──[WSR-1166DHP4]- – 無線 – – [PC]

機能

無線で気になるのはセキュリティです。
この機器は事前にSSIDとパスワードが設定されています。
ただ類似のSSIDがすでに復数飛んでいたので少しきになりました。

手動でSSIDとパスワードが変更できるのか謎ですが、比較的複雑なのでデフォルトで大丈夫でしょう。
こうした設定の煩わしさを省略しているのが、この機器の特徴です。

ホームページには、「ビームフォーミング機能」や「MU-MIMO」に対応しているとありますが、なかなか実感できる機能ではありません。
ただ「2.4G」と「5G」に対応しているのはわかりやすくて重要です。
新しいスマホだと2.4Gにも5Gにも対応していますが、多くのIoT家電は2.4にしか対応していないからです。

2.4Gは少し遅いけど、壁などの障害を通り越し広い範囲で通信できます。
5Gは高速ですが、通信範囲が狭くなります。
両方選択できるのは重要です。

またWiFiではアンテナが重要です。このバージョンは内蔵型なので、見た目もコンパクトで場所をとりません。

総評

結果、家庭用の安価で優れた無線WiFiアクセスポイントです。
もし家にインターネット環境があるのに無線環境がなければ、これを買うだけで十分です。
設定も簡単です。

逆にこれ以上の環境を構築するには、メッシュWiFiの構築などが必要になると思われます。
これ以上というのは、IoT家電などで接続する台数が増えてきたときや、各階に復数台の接続機器があるなど、事務所レベルです。
家庭用としては十分でしょう。