戒名の相場はいくら?

先日『散骨・手元供養と納骨・お位牌 どちらを選択すべきか』という記事を書きました。

全ての悩みの根本は、供養方法が分からないとう点では共通しているのではないでしょうか。
亡くなった方を供養するために、どうしても必要なものが戒名です。
戒名についての、一般人である私なりの見地です。

細かいことは知りませんが、そもそも戒名とは、亡くなった方に授けられる名前であり、これがないとお葬式をしたことにはならないという重要なものです。
亡くなった方の生前のお人柄を僧侶が聞いて、授けてくれます。

私は両親を亡くした際、母は病院の担当葬儀社、父は私がインターネットで探した葬儀社で執り行いました。
両社が紹介してくれた僧侶のお葬式+戒名の価格は、20万と16万です。
戒名だけだとインターネットでは2万からありますし、実は私の母が結局戒名を授かった地域では、戒名は無料で、供養のお布施料金だけでした。

その他にも戒名には、生前戒名というものもあり、生きているうちに授かってしまうというものあります。
この場合、亡くなった方は自分の望むランクの戒名が頂けて、残されたものは気づかい不要となり非常に楽?です。

更に、戒名にはランクがあり、戒名の最後の文字でランクがきまります。

ランクが低い
1:信士、信女(しんじ、しんにょ)
2:居士、大姉(いんこじ・いんだいし)
3:院信士、院信女(いんしんし・いんしんにょ)
4:院居士、院大姉(いんこじ・いんだいし)
ランクが高い

高いランクのものは通常100万以上のお布施が必用です。

私の中ではランクはどの程度お布施をしたかできまるのですが、
戒名を授かったか授かっていないかは、真の意味でのお葬式をしたかどうかにかかわってくる重要なものです。

私は母の戒名を、9年間も授けないという大きな親不孝をしてしまいました。
その過ちに気づき、改めて供養ができるまでの間のことを考えると大変悔やまれます。

一方で、名前にこれ程の金額がつくというのは一般人からは到底考えられないことでしょう。
私が思うに、家族葬をするにも戒名を含めて100万前後は必用です。
市役所から5万頂けますが、それで何ができるのかはよくわかりません。

これからなくなる方(=私も含めて)はそのことを意識すべきだとおもいます。
もし費用がお困りなら、事前に具体的にこれこれは不要、これこれはここで手配するようにと言い残すべきです。

一方、誰も死ぬとは思っていません。残された方は色々心が前が必用です。

少しでも、皆さま方の御供養方法のご参考になればと思います。

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