熊野古道とは、熊野三山(熊野本宮大社、熊野速玉大社、熊野那智大社)へと通じる参詣道の総称です。
そのため、その範囲は恐ろしく広く、主に
紀伊路(渡辺津~田辺)
小辺路(高野山~熊野三山)
中辺路(田辺~熊野三山)
大辺路(田辺~串本~熊野三山)
伊勢路(伊勢神宮~熊野三山)
と呼ばれる分類がされています。
また紀伊路と中辺路には九十九王子(くじゅうくおうじ)と呼ばれる神社がもあります。
(主に12世紀から13世紀にかけて、皇族・貴人の熊野詣に際して先達をつとめた熊野修験の手で急速に組織された一群の神社をいい、参詣者の守護が祈願された「wikiより」)
私が散策した熊野古道はのは、
熊野霊域の入口らしい「滝尻王子」と、「熊野那智大社」へ通じる大門坂です。
始めに訪れたのは「滝尻王子」です。
あいにくの雨だったのですが、正直ビビりました。
普通の山です。
舗装されているような場所ではありません。
軽いトレッキングのような心構えが必用でしょう。
ハイヒールでは厳しいと思います・・・。
そうとも知らずに傘を片手に上ろうとしたのですが、途中で挫折しました。
体内くぐりと乳石まではと思ったのですが、無理でした。
体内くぐりと思った岩も、後日ただのだったと判明しました・・・ :x001:
なにせ、穴の出口がふさがっているんですから、くぐれません・・・。
入り口から大岩までのわずかな距離ではありますが、
ひどい雨と美しいシダが思い出となりました。
翌日訪れたのが、大門坂からの熊野古道です。
このルートは短く、そのまま熊野那智大社、那智の滝へと続き、非常に人気のコースです。
天気がよかったのもありますが、滝尻王子とは打って変わって楽な道のりです。
和歌山をドライブすると「世界遺産 熊野古道」の看板を頻繁に目にするでしょう。
和歌山は世界遺産だらけなのです。
しかし熊野古道の多くは要するにただの山道です・・・。
多少の準備や時間がなければ本当に何もできません。
言い換えれば、世界遺産級のトレッキングの宝庫でもあります。
計画を立てて行けば、これ程素晴らし地域はないでしょう。