富士山よりも早く世界遺産に登録さている熊野古道。
その熊野古道の行き先である熊野三山（熊野本宮大社、熊野速玉大社、熊野那智大社）の一つ、
熊野那智大社にあるのが那智の滝です。
車で近くまで行くこともできるのですが、
３時間程時間があれば、大門坂から歩くコースをお勧めします。
大門坂から熊野那智大社までの道も、世界遺産の熊野古道であるからです。
巨大な杉と、美しい石の階段に圧倒されることでしょう。
杉の多くは巨大になり過ぎ中はなんと空洞になっています。
大門坂を通り、熊野那智大社を過ぎ、少し下るとやっと那智の滝に近づきます。
落差は133mであり、一段の滝としては落差日本1位を誇ります。
華厳滝、袋田の滝と共に日本三名瀑に数えられているその魅力は、
他を圧倒する美しさにあるでしょう。
一段で133mもあるために、水の落ちる様はスローモーションを見ているような美しさです。
(なお350mで日本一の落差を誇る弥陀ヶ原台地にある「称名滝」は四段構成です)
私が和歌山を訪れた際には、まだ高速道路が順次開通している段階で交通の便があまりよくありませんでした。
しかし、近年の山ブームを考えると、熊野古道は恐ろしく人気ポテンシャルがあります。
もし和歌山県を訪れたら、是非たちよってみて下さい。
